24.04.27 24.08.15 更新

ラフォーレ原宿でのPOP UPをかけた事前プレゼンテーション【バンタンデザイン研究所】

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2月3日、ラフォーレ原宿でのポップアップ出展をかけて
2年制ファッションプロデュース学科のメンバーが自身のブランドのプレゼンテーションを行いました。

ラフォーレ原宿では、2月14日〜17日はバンタンデザイン研究所のメンバー、
18日〜20日はOBOGによるポップアップの出展があります。

出展できるのは、今回選ばれた上位16名。
6名の審査員が、各メンバーのブースを回り、厳正に審査を行います。
プレゼンは1人5分、その後審査員による質疑応答があります。

メンバー達は自身のブランドのアイテムだけでなく、ブース展示にも力を入れて製作しました。
各々のブランドの世界観が表現されており、一つの店舗のような雰囲気。

今回プレゼンテーションに参加したメンバーを数名紹介します。

世の中の神秘を独自の解釈で表現したというヒガ レンさんは、
神話や絵画からデザインの着想を得ているそう。

コンセプトは「遭遇」で、古着の再循環をテーマにしており、
古着をリメイクした一点物のアイテムを製作しました。
ベースアイテムのデニムやトレーナーに、
紫外線を利用したサイアノタイプという技法を用いてデザインをプリント。
自身でグラフィックを組み立てたデザインは個性的で、審査員もこの技法には驚いた様子でした。

タカダ コムギさんのブランドは「Saior Mood」。
2024年春・夏のテーマは「Pretend to be a girl(少女のフリをする)」です。

少女時代や青春の頃を象徴するアイテムとして、セーラーカラーをモチーフにしたアイテムを製作しました。
「何にも染まらない色」として生成色を使用し、かけがえのない青春の煌めきをサテンやスパンコールで表現。
一方でスカートの丈は膝あたりと長めです。

少女らしさを演出しつつも甘さを抑えることで、
「少女ではいられない」というもどかしさを表した、少女のままでいたい女性のためのブランドです。
自身もセーラーカラーのニットを着用し、ブランドの世界観を後押ししました。

バイクを愛する人々をターゲットにしたブランドを立ち上げたのはフルヤ シュンスケさん。
「古着の良さはそのままに」をコンセプトに、バイカー向けファッションアイテムを製作しました。

イチオシのベストはポケットが多いだけでなく、
グローブをしていても着脱しやすいボタンを使用しているなど利便性の高いアイテムです。
自身もバイク乗りであることから、自身の感じた課題や周囲の声をデザインに落とし込んでいるそう。
ラグの上に工具やバイクの写真を散らばらせ、バイクへの愛を表現したブース展示を作成しました。

「tic by CHEEK」のコンセプトは「REVE〜あなたの輝きのために〜」。
「REVE」とはフランス語で「夢・幻・憧れ」という意味。
ヒラヤマ モモナさんは多様な価値観を持つ現代女性を応援するアクセサリーブランドを立ち上げました。

繊細な形をしたゴールドやシルバーのアクセサリーは、
憧れや理想を追う女性の強さを表すとともに、儚げな内面を表現しています。
白とグレーを基調に作成したシンプルで助品なブースは、展示されたアクセサリーの輝きを引き立てるものとなりました。

地元・札幌のカフェや美容院でポップアップを開催することが夢だと語ったヒラヤマさん。
夢への第一歩として、今回のプレゼンテーションに挑みました。

まるで自室のようなブース展示を行ったのは「Dimpty」のオダ カズキさん。
「Enjoy the Game(ゲームを楽しむ)」をテーマに、ゲーマー向けのアイテムを製作しました。

トレーナーやスウェットはシンプルながらも目に留まるデザインになっており、
自室で過ごすにはぴったりです。
自身もゲームが好きだというオダさんは、ゲーム配信を行う際に製作したアイテムを着用。
視聴者が購入してくれることもあるそうで、一味違うブランドプロデュース戦略を行っています。

緊張感の漂うプレゼンテーションからは、
メンバーたちの真剣さやポップアップにかける想いが伝わってきました。

多種多様でユニークなブランドが揃う中で、審査員はどのブランドを評価したのでしょうか。

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